臼杵市・野津町ご紹介
野津町と吉四六さん
吉四六(きっちょむ)さんとは
野津町は大分の民話の代表格「野津の吉四六(きっちょむ)さん」で有名な町です。吉四六さんは実在した人物で、本名を廣田吉右衛門と言います。 廣田家は、代々小庄屋を務め苗字帯刀を許された由緒ある家柄でした。 江戸時代初期に、現在の野津町野津市で生まれ 88歳で亡くなったといわれていますが、 廣田吉右衛門の名は代々世襲されており実に11代まで続いています。
とんち・奇才で有名な「吉四六さん」は初代廣田吉右衛門 (1628年~1715年)がモデルと言われています。 古くからそのとんち物語が語りつがれ今なお人気のすたれることを知らない「吉四六さん」は、その当時から年貢のとりたてに苦しむ民の味方になったり、つらく厳しい時代であっても、庶民の相談役となり持ち前のとんち・奇才で人々の難儀を救ったと言われています。 その吉四六さんにまつわるとんち話は 「吉四六話」 と呼ばれ、野津町の町民が受け継いだり新たな吉四六話を作ってきたことで、 現在では200以上の吉四六話が存在しています。
臼杵市・野津町
ユーモアと人情、ゆったりとした時が過ごせるまち野津町
野津町は大分県臼杵市にある農山村です。東は豊後水道に面した臼杵湾を臨み、南西部に山間部が広がっています。豊かな自然が広がる温暖な地域です。田んぼと山、豊かな水に囲まれた農村地域である野津町は、昔から「野津市」(のついち)と呼ばれ交通の要所として多くの人が往来していた地域です。
吉四六ランド
レジャーパーク
『吉四六ランド』は、自然と歴史とロマンを盛り込んだ約15万平方メートルの総合レジャーパークです。敷地内には、サッカー・グランドゴルフ等にご利用できる400mトラック内に天然芝を張った多目的グランド。ナイター設備付の野球場、テニスコート、ゲートボール場、子供公園、野外ステージ等があります。また園地内に植えられた2000本のソメイヨシノは大分県下有数のさくらの名所となっております。郷土の誇り『吉四六話』を中心に野津町観光イベントを行なっています。
普現寺
紅葉の名所
臨済宗妙心寺派。永仁二年(1294)、大友親秀の男因幡守親直公(野津五郎頼宗)が金像の普賢菩薩の霊夢により当寺を建立。覚庵禅師を請じて開山とし、普賢の音通に従い普現寺と号しました。 境内には約200本ものもみじがあり、紅葉シーズンには赤と黄色のじゅうたんでみなさんを迎え入れます。11月にはこのもみじがライトアップされ幻想的な雰囲気を作り上げ多くの観光客の目を楽しませています。
風連鍾乳洞
国指定天然記念物
1926年地元青年団によって発見され、天然記念物に指定されました。奥行き500mの閉塞型の鍾乳洞であるため、外気の侵入が少なく、風化することなく純白に近い光沢を放ち続けています。
臼杵石仏
国宝
古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。その規模と、数量において、また彫刻の質の高さにおいて、わが国を代表する石仏群であり、平成7年6月には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されました。
うすき竹宵
ライトアップ 竹宵
平成9年に竹工芸まつりとして始まったうすき竹宵。第16回「日本夜景遺産」に認定されました。“後世に残すべき、また、観光資源としての魅力ある「夜景」”と評価され、うすき竹宵は県内初のライトアップ夜景遺産での認定となりました。
二王座
二王座歴史の道
二王座付近は、狭い路地のいたるところにどっしりとした量感溢れる門構えの武家屋敷跡、白壁の土蔵や宗派の異なる歴史ある寺院が軒を連ね、城下町特有の面影を残した地域です。特に、旧真光寺の前は「切り通し」と呼ばれる、臼杵を代表する景観のひとつで、平成5年11月には国の都市景観100選にも選ばれています。二王座歴史の道は、昔日の名残を今もとどめています。